37歳のおっさんがSixTONESのオールナイトニッポンを初めて聞いた話

この記事はタイパーアドカレ2022に参加しています。
https://adventar.org/calendars/7609

バーで知り合った21歳の女子大生と酒を飲みに行った。
そこで、SixTONESのオールナイトニッポンの話になった。

深夜ラジオを録音したものを散歩中や長距離移動中に聞くって話をした流れで、
この話になった。

2022年現在、わたしが好きな深夜ラジオは、
空気階段の踊り場、佐久間宣行のオールナイト、ハライチのターン、オードリーのオールナイト、マヂカルラブリーのオールナイト
この5つを一週間で聞く感じ。

自分では、自分が面白そうと思うものを聞いて残していって、こういったラインナップになっている。

オードリーのオールナイトの冒頭で「ストーンズの○○さん、お疲れ様でした。」的なことを言ってたのは何度も耳にしていたが、ストーンズのラジオは聞いたことがなかったし、顔も分からない。男性アイドルだろうなってくらいは理解していたけれども。わざわざ聞くというきっかけはこれまでなかった。

女子大生に薦められて、2022年11月26日の放送を初めて聞いた。

感想は「面白い」という一言でいいのかもしれないけど、
それと同時に湧き上がってくる強い感情があった。

「俺、知らん間に、おっさんになってね?」

パーソナリティの二人の会話を聞けば聞くほど

「俺、おっさんじゃん。」

そう感じた分析の前に自己紹介をさせてください。

今37歳、2023年1月には38歳になります。
タイピング界隈に属しています。

「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」っていうキーボードで文字入力をしてゾンビを倒すっていうゲームがアーケードに出たのが1999年、14歳。
わたしがタイプウェル(タイピングが成長したフリーソフト)に手を染めたのが26歳、タイピングオフ会に初参加したのは27歳。

仕事の修行的なことが一段落した35歳頃から
地元高知で、学校、夏の体育館での催し、帯屋町でのイベントなどでタイピング普及活動をしています。

タイピング界隈をはじめ、多くのネット上に存在するオタクマニアック界隈って、
来る者は拒まず去る者は追わずって感じじゃないですか?

自分は高校まで男子校だったし、
ゲーセンに行っても黙々と自分の興味のあるゲームをやるタイプだったので、
友達とワイワイやるというタイプでも時代でもなかったような気がします。

コミュニケーション能力なんてパラメーターは、古典的なオタクにとって最も苦手な領域なわけ。

今は、ゲームってみんなでワイワイやる時代になってると思うし、オタク要素も少し減ってきて
ゲーマー=コミュニケーション能力が低いという訳ではなくなってきてるとは感じます。

だけど普及活動ってなると、興味ない人に興味をもってもらう必要があって、
消極的な待つスタイルのコミュニケーション方法では、物足りない。

だから、

コミュニケーション能力の改善ってのが、
自分の中で取り組んでいるテーマ(仕事でも求められる部分もある。コミュニケーションについて教えてくださいという依頼すらある。得意でも苦手でもないのだけれど。)としてあって

ここ数年は、基本的にはアクションを取れる場面だったら、何かしらのアクションを取る方針で動いている。
そんな方針のなかで冒頭の女子大生と連絡先を交換して、酒を飲みに行くことになる。

SixTONESのラジオの話に戻る。

いまWikiでパーソナリティの年齢を調べたところ、田中さん27歳、森本さん25歳の回だった。

しょっぱなゲームの話から始まる。
それから、メンヘラ男性キャラのノリ、青森や三重などの都道府県がアメリカの州だとどこに該当するかという話になる。

フツーに面白い。くだらないけど、それが良くて。コミュニケーションのイロハが詰まっているような。

アイドルで、芸能人だもんな。
喋れなくてもモテるだろうに、喋れるんだもんな。いじられキャラもできるんだもんな。
オールナイトニッポンのパーソナリティーだぞ。

スターじゃん。

それを知らなかったんだよ。俺は。

「若者の常識を持ち合わせていない」という事実を突きつけられて、おっさんであることを自覚した。

ショックを受けた訳じゃなくて、
学校に行ってタイピングを指導する場面や20代前半の人とコミュニケーションを取る場面では、
自分の世代とは全く違う常識を持っている相手と接しているんだって認識を改めた。

タイピング界隈含め、どの界隈も基本的には繁栄を願っているわけだけど、
なぜかどんどん細くなっていく衰退の道を進んでいってしまう。

タイピングだと、速い=正義みたいな価値観もあり得るんだけど、
そんなことで繁栄するか?

今までやってきたことを否定しているわけでなくて、色んな人が色んな盛り上げ方でいいんだと思っている。

自分の目線を固定せずに、少しずつ枠組みを変えていって、コミュニティを繋いでいく。

僕はタイピング界隈に属しているけど、タイピンガーZもfinggerもほとんど触れていない。
けど同じようなタイパーいっぱいいるだろ。
時代はちょっとずつ変わっているけど、他から何らかの刺激がない限り、その変化を自分では把握できないんだと思う。

競技性を洗練していく事とコミュニティを拡大していく事ってのは違う。
今、絶賛ワールドカップをやっているけれど、サッカーをするのと見るのは違う。

自分の身の回りでは、
興味のない人にタイピングに少しでも興味を持ってもらうとこまではなんとか成功しているから、
次はその人達を選手的に育てていくというだけでなく、サポーター的な存在を作っていくことも大事なのかなと感じている。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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