大学1年生というタイミングは、タイピングを練習する最も最適な時期だと思う。
タイピングを練習する機会が与えられる大学も少なくないと思う。
わたしも、その一人だった。
いまの若い人は、一世代前の私たちよりキーボードでタイピングする速度は遅いかもしれない。そんなことを示唆する報告もある。
医療福祉系短期大学におけるタイピング能力の推移:11年間のデータをもとにした考察
ただ、わたし達の世代よりスマートフォンやタブレットといったデジタルデバイスには慣れており、直感的に扱え、入力方法においてもフリック入力など優れた点も多くあると思う。
音声入力も進歩してきている。わたしも、動画の文字起こしは、マイク入力に音声を流して作ってもらう方法を試して、その速さと正確性には感動している。
世の中は進歩している。それなのに
なぜ、大学1年生はキーボードによるタイピングを練習しなければならないのか?
それは、自転車に乗ることと同じだと思う。
今の時代、車だって飛行機だって電車だって、自転車より速い乗り物は沢山ある。
けど、歩くよりは自転車の方が速く移動できるし、楽だし、1万円あれば自転車は手に入る。
ちょっと近くに、ちょっと手で持つには重い荷物を買いに出かけるには、自転車が最適解なんだ。
自転車は乗るのに、練習が必要である。誰だって一度や二度は転びながら乗れるようになっていく。一度乗れるようになると、もう乗り方なんか気にしない。
もちろん自転車競技の世界に進む人はそうじゃないんだけど、一般レベルでは高い技術を求める必要はない。
タイピングも同じ。
キーボードによるタイピングは、ちょっとした練習で、かなりスイスイ打てるようになる。
逆に言うと、練習しなければ、一生スイスイ打てない。
フリック入力、音声入力の方が優れている場面ももちろんある。でも、今の時代まだまだキーボードによる入力が最適な場面が沢山ある。
君たちが、大学でこれから書かされるレポートなんかは最たる例だ。
だから、大学1年生はタイピングを練習しなくちゃならないんだ。
わたしは、これまでどちらかというとタイピングを極めようとする人たちへ向けて記事を書いてきた。これからは、このサイトで、もっと日本全体を、一定のタイピングレベルに到達させることを狙って情報発信していきたい。
このサイトは、君たちがスイスイ、タイピングできるようになる練習方法を伝えたいと思っている。
一緒に頑張ろう。