30歳をすでに超え、若者と呼べない歳になりました。健康のために近所に出来たジムに行きだしてから、こんなタイピング練習ソフトがあったらいいのにと思いましたので記事にします。
これまでのタイピング練習ソフトの問題点
タイプウェル、e-typingなど、どのようなソフトにしても一度わたしのようにタイピングが離れてしまうと「適切な負荷」を見失ってしまいます。
根を詰めてプレイしているときは「昨日の自分より速く」という目標が成り立ちますが、一度離れると「今の自分は、以前の自分よりかなり遅い」という状態になります。
そうなると、たまにe-typingをやってみる。500wpm(自己ベストは540wpm)が出た。まあ、こんなもんか・・とそんな感想で終わってしまう。練習が続かない。
タイプウェルやってみる。XBが出る。(自己ベストはXA)練習は続かない。
最高速度だけをベンチマークにしてしまうと、タイピング練習の「適切な負荷」が分からない状態になっているのではないかと考えました。
「8~12回持ち上げられる負荷でのが筋肥大に効果的」、タイピング練習の適切な負荷が分かる練習ソフトが欲しい。
タイピングの練習って、どれだけやればいいってのがまだ曖昧なのかなと感じます。「毎日練習する」とか「1日10万打鍵」とかどこか気合い論だし、いずれ疲れて出来なくなるし。。。もちろんダラダラ打ってても向上の程度は少ないだろうし。。。
筋トレの場合は、「8~12回持ち上げられる負荷」が筋肥大にはよいといった目安はすごい役に立つなと感じました。
具体的にどういうタイピング練習ソフトだと「適切な負荷」を判定できるか?
わたしが考えたのは、こんなソフトです。
筋トレでいうところの重り(たとえば100打鍵分)をセットします。
練習の内容は至ってシンプルで、文章あるいは連続する単語を入力します。
「プレイヤーが入力した打鍵数」+「重り」<「コンピューターの入力した打鍵数(セットした仮想打鍵数)」
になった時間数をカウントします。
たとえば
プレイヤーは現状480wpmで入力できるとします。
コンピューター(トレーニング速度)は500wpmとします。
重りが100打鍵分だとすると、このケースでは「5分」で
「プレイヤーが入力した打鍵数」+「重り」<「コンピューターの入力した打鍵数(セットした仮想打鍵数)」
に到達します。
プレイヤーの現状速度480wpm、トレーニング速度600wpm、重り(タイピング負荷)100打鍵とすると、「50秒」になります。
プレイヤーの現状速度480wpm、トレーニング速度680wpm、重り(タイピング負荷)100打鍵とすると、「30秒」になります。
今までタイピングでは基本的に「速度」が目安だったのが、「耐えられた時間」を目安とします。
30秒で終わるようなトレーニングは過負荷なのかもしれませんし、5分持ちこたえられるようなトレーニングは負荷が軽すぎるのかもしれません。(この辺はどのくらいがベストなのかはまだ分かりませんし、重りの重さもどのくらいがベストなのかは分かりません。。)
持ちこたえられた時間を伸ばす努力が、結果としてタイピング速度向上につながるのではないかと考えています。
たとえば「3分持ちこたえられるかどうかの重さ、トレーニング速度が望ましい」となった場合、ある程度期間が空いてタイピング練習を復帰する際やタイピング能力を維持したい場合などにも使えるような気がします。
同じ480wpmといった記録を持った人でも、600wpmで耐えられる時間には差があることもあり得ます。また、トレーニング速度を調節できることで超上級者であっても、1300wpmに3分持ちこたえられたなど自由な練習強度を調節できるのではないかと考えます。